編集者: 石橋 東雅日付: 2018.01.30
更新: 2022.01.21
最近のスマホはディスプレイが大きくなる傾向にあります。なぜかというと、大画面でゲームやったり、写真を見たりするのがより楽しいからです。しかしいくらスマホの画面が大きくなると言っても、限界があります。本当に大きな画面を求める場合、スマホをテレビに接続して、テレビで大きい画面を楽しむほうがいいでしょうね。では、それができることなのでしょうか。
結論から言いますと、勿論できます。Androidスマホには端末の画像外部出力機能が付いていますから。さらに、その方法も三種類あります。
1.ケーブル(「HDMI」「MHL」「SlimPort」)での接続
ケーブルによる接続とはスマホのHDMI、またはUSB端子とテレビのHDMI端子に接続する方法です。最近のテレビやパソコンモニターでは「HDMI」が普及していますので、スマホにHDMIの端子が搭載していればすぐにケーブルで繋げて使えます。
(HDMIの端子:左はテレビ用で右はスマホ用です)
また、「MHL」と「SlimPort」はマイクロのUSB端子と同じ形状の端子です。スマホのUSB端子がこの二つの規格に対応していれば出力もできます。ただし現在のスマホではMHL対応のUSB端子は少なくなってきて、HDMIほど使える端末は多くないので、HDMIで接続したほうが便利でしょう。
HDMIにも対応しないテレビの場合や、スマホに対応の端子がない場合は、「HDMI変換アダプター」でも買って、端子を変換したら、また接続することができます。
ケーブルでの接続のメリットは、動画再生時やゲームの時、遅延や音声のズレが発生しにくいことです。特に映画を見る時やゲームをする時は、遅延がとても体験を影響するもののため、そういう時にはケーブルでの接続をお勧めします。
デメリットは、回線が邪魔、またテレビとの距離もケーブルによって制限されることです。ケーブルが短いと、スマホはテレビから離れた所へ持っていけないし、ゲームや映画の時、目に悪いです。しかしケーブルが長いと、また邪魔で部屋を乱雑にしてしまうし、つまずいてしまう恐れがあります。
2. Miracast(ミラキャスト)での接続
Miracast(ミラキャスト)というのは、無線LAN規格の標準化団体Wi-Fi Allianceによって策定された、1対1の無線通信による ディスプレイ伝送技術です。今のアンドロイド端末は、AndroidOS 4.2以降はほとんどそれに対応しています。
Miracastを利用するには、一般的に専用レシーバーが必要です。値段はアマゾンで7,000円から10,000くらいになります。ただし、Windows 8.1以降のパソコンはそれ自体がミラキャストに対応する機能を備えているものもあり、専用レシーバーがなくても使えます。
Miracast(ミラキャスト)接続のメリットは、無線であることです。邪魔なケーブルがなく、スマホを持ちながら体を動かすことができます。つまずくことに心配せず、動画に習って踊ったりすることができますね。
でも、「Miracast」接続では送信側から画面を動画としてレシーバーに転送する、という仕組みになっている為、画面の遅延・音声のズレなどが発生する恐れがあって、動画再生の場合は処理能力の高いレシーバーが要求されます。
ケーブルでの接続と違って、ワイヤレスの接続になりますので、レシーバーや端末での設置が必要です。
Miracastの使い手順は以下の通りです:
1.まず、レシーバをテレビのHDMI端子に接続します。2.次に、テレビの入力を切り替えます。
2.次に、テレビの入力を切り替えます。
3.スマホの通知に入り、「SmartView」をタップします。
4.デバイス選択の画面で接続する機械を選びましょう。接続中になるのを確認します。
5.これでテレビのモニターにスマホの画面が表示されます。スマホが縦ならばテレビには縦の画面になり、横なら全画面が表示されます。
3. Chromecast(クロームキャスト)による接続
「Chromecast」とは、Googleが開発・販売する小型のデバイスのことで、テレビのHDMI端子を利用して、Wi-Fiでスマホの画面をテレビに表示させることができます。値段は4,000円くらいで、大手家電量販店やGoogle Playで購入可能です。
ChromecastをテレビのHDMI端子に接続し、スマホで指定されるアプリ「Google Home」をインストールする必要があります。接続までの手続きがすこし不便です。ワイヤレスなのでケーブルに関わる悩みはないですが、やはり遅延やズレが避けられません。
接続の方法につきましては、接続時に画面に表示される指示に従ってすればいいので、ここで省けますが、接続が終わってもすぐにスマホの画面が表示されたりはしなくて、Google Homeのメニューから「画面や音声をキャスト」を実行しないと表示されませんので、ご注意ください。
大画面で楽しむ
テレビに接続ができたら、さっそく試してみましょう。スマホの画面はそのままテレビに表示されますが、大画面でしか楽しめないこともあります。大画面では小さい携帯画面では見えない細部も見えてきますし、目も疲れませんし、何より家族揃ってこれまで撮ってきた写真やビデオを見たりする時は、小さい携帯画面を見るよりも、テレビで高画質の画面を見たほうが楽しいでしょう。
さらにゲームもただ自分で遊ぶだけではなく、その大画面で友達に自分の技を見せたりできます。こういう人々と一緒に楽しむ時は、各自自分のスマホをいじるよりも、携帯の画面をテレビで映してみんなで一緒に見るほうが楽しいし、場を盛り上げることも簡単になりますね。
まとめ
今日はアンドロイドスマホの画面をテレビで移す方法とそのやり方の楽しみ方を紹介しました。
専用ケーブルでの接続とワイヤレスの接続と3種類がありますが、ワイヤレスでもアダプタなどのデバイスが必要です。どれも難しい配線はないので、機械が苦手な人でも簡単にできます。
スマホの画面をテレビに映させると、一人の楽しみはみんなで楽しめることができるようになります。これから家族一緒の時は、各自スマホを遊ぶのではなく、この方法でみんなでなで楽しんでみてくださいね。