編集者: 石橋 東雅日付: 2017.11.07
更新: 2022.01.21
足跡機能とは、何時に誰が自分のページを訪れたのかという情報を拾い、表示する機能です。足跡が残ってしまったら、訪れる人の情報が他人にバレてしまい、自分がどこに訪れてきたのかも他人に知られてしまいます。Facebookというのは実名で登録する人が多いため、足跡という機能で自分の個人情報が漏れることが気になる人も出てきています。
ではFacebookは本当に、足跡機能が付いているのでしょうか?
結論から言えば、公式にはそういった機能は付いていません。
でも、訪問者の足跡を知る方法は本当にないのですか?
そうともいえません。実は「My Top Fans」というアプリは、自分のFacebookを訪れてくれる人をランキングで表示することができます。そのランキングを見て、誰が訪問してくれたのかが分かります。
ただし、それはあくまでも訪問回数や、いいね!やコメント、シェアなどの回数で友達の交流度合いをランキングで表示するものであり、友達以外のユーザーは対象外です。つまり、訪問したユーザーが残る足跡を記録する機能はありません。
Facebookの「知り合いかも」機能
また、足跡よりも、より多い情報をばれる機能はあります。それは「知り合いかも」という機能です。
「知り合いかも」は、ユーザの友達かもしれない人を友達候補としてあげてくる機能です。そして、その機能は友達かもと判断するには、基準があるはずです。その基準は、公式によると、共通の友達や、職歴・学歴、所属しているネットワーク、さらにインポートした連絡先などだそうです。
一見にしてはたいした問題はありませんが、深く考えてみれば、自分のところから他人の情報が送ってくるというのは、自分の情報も他人に送られているのではないのでしょうか。つまり、自分の情報(職歴・学歴・連絡先など)は形を変えて他人にばれてしまうというわけです。
では、「知り合いかも」について、自分の情報をばれないようにするにはなにか対策はないのでしょうか。ここにいくつか「知り合いかも」に表示されにくくなる方法があります(完全に表示されない方法は残念ながらありません)。
一.自分を検索できるユーザーを制限する
Facebookでは自分を検索できるユーザーを制限して、ある程度自分の情報を知らなければ自分を検索できないようにすることができます。
Facebookにログインし、右上のボタンを押して、「設定」を選びます。「設定」から「プライバシー」に入り、「私を検索できる人」の右側の「編集する」を選びます。これでメールアドレスを使って私を検索できる人/電話番号で私を検索できる人などの設定を変更でき、「全員」という範囲から「友達」または「友達の友達」に変更できます。
二.Facebookにインポートした連絡先を削除する
前述のように、Facebookは「知り合いかも」と判定する基準にはインポータした連絡先が含まれているかもしれません。そのため、インポートした連絡先を削除すれば、その分知り合いと関連付ける可能性も少なくなり、「知り合いかも」に表示されにくくなります。
まずはFacebookの「設定」から「一般アカウント設定」ページにアクセスします。それから、インポートした連絡先の選択で「編集する」を選び、連絡先の追加・削除ができます。変更した後、リストの右側の「削除する」をクリックし、変更を保存します。
自分の情報が「知り合いかも」として他人に送られてしまうことを防止したいなら、以上の方法を試しましょう。
さらに、自分のところに表示される「知り合いかも」リストについて、Facebook公式ではこう説明しています:
「これは自動機能であるため、時には、知らない人や、友達になりたくない人が表示されることもあります。このような人を表示から削除するには、その人の名前の横にある[X]をクリックします。Facebookがあなたに代わって、このリストに表示された人に友達リクエストを送ることはありません。」
つまり、知り合いではないのに「知り合いかも」のリストに出てきた人は、横の×をクリックすれば、もう自分の情報からも相手に送られることはないでしょう。
Facebookのプライバシー設定
最後に、もし自分の足跡や情報を他人にばれたくないなら、プライバシー設定を活用し、公開制限を友達などに限定しましょう。
万が一自分が知らない人のところに表示されていても、公開制限を掛けていればこちらの投稿などが見られることがないのです。また、最初から知られたくない人にはブロック機能を使いましょう。