編集者: 石橋 東雅日付: 2018.01.24
更新: 2022.01.21
スマホを持って登山することで、電話で連絡することや、ネットで路線の調査、天気予報のチェックや見かけた景色を撮影してSNSでシェアすることができます。今ほとんどのスマホにはGPS機能が搭載されていますので、マップアプリで自分の位置を把握することができ、GPSアプリをダウンロードすればGPS端末として利用することもできます。ここで、山登りで使うにはおすすめのスマホとアプリについて紹介しましょう。
登山でiPhoneを使うか?Androidを使うか?
まず、iPhoneとAndroid、どちらが登山に適するかを解説しましょう。
一、電波
山登りする時、スマホの電波がつながらないと通話やネットの機能を利用できません。緊急の場合、スマホの機種差で電波のつながり状況も変わりますが、やはり電波状況は通信キャリアに依存します。
一番エリアが広い、なお日本の百名山で利用できるdocomoがおすすめします。
二、防水性能
iPhoneには防水性能がありません。公式サイトでは「耐水」と表記されますが、本当に水没したら公式サポートが保障しませんので、注意してください。iPhoneが浸水する可能性がある場合、防水ケースを利用しましょう。
Androidなら、一部の機種には防水機能があります。防水ケースを利用しても、文字が見辛いことや操作しづらいことがありますので、Androidの防水機種がおすすめします。
三、バッテリーの容量
バッテリーの消費量が大きい場合、モバイルバッテリーを携行しましょう。しかし体感的に言えば、同じくモバイルバッテリーを使う場合、iPhoneのほうがバッテリーの消費が激しいようです。
四、画面の大きさ
画面の大きさは個人の好み次第ですが、GPSアプリを利用する場合、画面が大きいほうがマップが見やすいので、画面が大きいスマホをおすすめします。
五、耐低温性能
低温の中では、iPhoneの電源が落ちやすいです。バッテリーの残量が30%くらいと表示されでも突然落ちることがあります。ですから雪山や冬山へ行く方には、iPhoneがあまりおすすめできません。Androidのほうが耐低温性能が比較的に強いので、雪山や冬山に持っていくことがおすすめします。
六、GPSの精度
新しい機種のほうが性能が向上されているため、GPSの精度も高いです。OSのバージョンも最新バージョンの方が良くなります。iPhoneの新機種には気圧センサーが搭載されて、特に精度が高いです。Androidの場合、GPSの精度は機種依存になります。
以上の六方面でiPhoneとAndroidを比較しました。総体的に言えば、山登りで使う場合、Androidスマホがおすすめします。環境の変化が激しいため、適応度が高いAndroidのほうが使いやすいです。
登山でおすすめGPSアプリ
普段の外出中、マップアプリで自分の位置や移動路線を調べます。しかし登山の場合、自分の位置を把握するには、もっと精度が高いGPSアプリが必要になります。ここで幾つかのおすすめGPSアプリを紹介しましょう。
YAMAP(ヤマップ)
YAMAP(ヤマップ)はAndroid、iPhone両方対応の無料アプリです。登山やトレイルランニング、渓流釣りなど、いろいろなアウトドア活動に対応しています。
あらかじめ地図をダウンロードできるため、電波圏外でも地図を確認できます。
ルートや写真を共有するSNS機能付きで、ほかのユーザーと情報を交流することができます。
ジオグラフィカ(Geographica)
ジオグラフィカはAndroid、iPhone両方対応の基本無料アプリです。無料版は一部の機能が制限されて、解除するには960円かかります。無料版が制限されている機能は、トラックログの記録回数、表示キャッシュの容量、一括キャッシュ機能など。
広域と詳細地図を閲覧することができ、閲覧された地図は保存されます。スピーチ機能でマーカー情報や標高は音声でお知らせてくれます。音声で情報を把握することができ、すごくべんりです。
ヤマレコMAP
ヤマレコMAPはAndroid、iPhone両方対応の基本無料アプリです。無料版は地図のダウンロード機能が制限され、月額315円のプレミアムプランに加入することで制限を解除できます。
登山道の共有・他人の登山道を閲覧することができます。国土地理院の地図を利用し、地図をダウンロードし、オフラインで使用可能です。
あらかじめ設定すれば、「いまココ」機能で、家族と現在位置をシェアすることができます。
スマホを利用した山登りは以前と比べてかなり便利になりますけど、登山は普段と違って、スマホを使う環境が厳しくなります。なので、山に行く前に十分な準備も不可欠です。スマホにアプリをダウンロードすることで安心するではなく、いろいろな状況を想定して、地図やコンパスなどの登山道具も携行しましょう。