編集者: 日付: 2017.09.11
更新: 2022.01.14
毎年、Appleは新バージョンのiOSを発表します。今年の6月、米国で行われたApple Special Event WWDC2017で、iPhone、iPadの最新バージョンOS:iOS 11のベータ版がリリースされました。一般リリースは今年の秋なので、もうすぐ正式バージョンを使えるでしょう。
では、iOSの最新バージョンがリリースされる前に、ここでiOS 11の機能について解説しましょう。
iOS 11のメッセージ機能
メッセージ機能(iMessage)はiOS 11ではさらにリニューアルされます。「App Drawer」や「ステッカー」アプリがメッセージアプリと連動して使えるようになりますので、会話をさらに盛り上げることができます。
ちなみにiCloudでメッセージのやり取りをすべてのデバイスの間で同期できるようになります。
iOS 11のApple Pay機能
Apple Payといえば買い物で使える支払いアプリですが、iOS 11になっては個人同士の間で金を送ることが可能になりました。iMessageアプリを使って送金する金額を設定し、Apple Pay Cash Cardで金を受け取ります。
しかしApple Pay Cash Cardのサービスは日本に提供されていませんので、サービスが開始するまで待つ必要がある可能性があります。
iOS 11のSiri機能
iOS 11のSiri機能には、新しくディープラーニングによる開発される文脈解析機能を導入し、言葉の発音がより自然になります。そして、Siriの多言語対応翻訳機能も追加されます。
もっとすごいなのは、Siriがユーザーそれぞれの行動パターンを学習し、次の行動を予測できるようになります。
例えばiMessageで入力する前に、ブラウザで興味のキーワードを調べた場合、そのキーワードが変換候補に入ります。さらに端末の間でこの情報の同期は可能です。
iOS 11のカメラ機能
iOS 11ではカメラのソフトウェアが強化されて、暗い環境の画質がもっと向上になります。
iPhone 7 Plusのデュアルカメラを活かす機能、写真を編集できる「Depth API」も実装されます。
マシーンラーニング技術で、写真アプリの分類がさらに細かくなります。イベントなどのテーマで分類され、写真量が膨大な場合は便利です。
ペット/スポーツイベント/パフォーマンス/アウトドアー/夜の外出/結婚式/記念日/赤ちゃんなどの分類があります。
Live Photos(ライブフォト)の編集機能も強化されて、トリム、フレームの中で写真を選択、停止、ループ、逆再生、スローシャッターなどの機能で動画を編集できるようになります。
iOS 11のコントロールセンター
iOS 11のコントロールセンターは以前、iPhone画面の半分で表示されますが、iOS 11になってからは全画面でまとめて表示されます。
3Dタッチで画面を押すことで、さらに細かい機能を操作できるようになります。
そのほかの新機能
iOS 11では追加される新機能があまり多くて、一つの記事では紹介しきれないくらいです。以下もiOS 11の新機能ですが、まだ機会があればここで紹介します。
自動設定機能ニュース最適化機能、アプリパスワード記録機能、ストレージ最適化機能、画面を録画してライブ中継機能、FaceTimeのライブフォト機能、片手でキーボードを操作する機能、Wi-Fi パスワード共有機能などなど。
以上でiOS 11の新機能について紹介しました。正式リリースまで間もなくですが、まだ新しい機能が追加される可能性もあります。ここで正式バージョンを期待しましょう。