編集者: 石橋 東雅日付: 2017.09.14
更新: 2022.01.21
ツイッターは無料コミュニケーション・ツールで、利用者がツイートを入力し,サーバに送信すると,サーバはその送信者からのツイート受信を希望するフォロワーの一覧に従い,携帯電話またはパソコンへメッセージとして送信することができます。
2016年6月の統計によりますと、ツイッターの世界全体ユーザー数は3億1,000万人ですが、2017年4月は3億2,800万人に達しました。日本国内の月間アクティブユーザー数も2015年12月の3,500万人から2016年9月まで、4,000万人に増加し、月間アクティブ率は2014年12月の60.5%から2015年6月まで70.2%に増えました。それに伴って、ツイッターを使用する時には注意しなければ、危険になるかもしれません。
Twitterの危険性
1、個人情報が特定される
個人がツイッターに大量の情報を投稿することができて、他人もその情報を簡単に閲覧できますから、情報がとても速く広がりやすいですから 、ツイッター特定のテーマに追うフォロワーが数百万人以上の規模に増えることも珍しくないですから、気軽に写真なんかの日常生活をツイートに投稿すると、「個人情報」や「機密情報」を数百万人の中の誰かに漏洩してしまう危険性があります。
投稿した写真で本人が知らない間に個人情報や機密情報が流出してしまい、その結果、自分の手の届かないところまで情報の拡散が起こってしまうかもしれません。たとえ写真にはっきりと特定できるものが写っていなくても、過去に自分が投稿した写真や文章を組み合せることで、居住地や出身校などが割り出され、個人情報などがバレてしまう可能性があります。
また、GPS機能がONの状態で、ツイッターに投稿する時に自分のいる場所の位置情報を公開することができ、投稿の内容と合わせて、自分の職場、自宅、学校とかが特定される可能性もあるんです。
住所や電話番号が公開されたら、それを見た人があなたに興味を持って、自宅の周りをうろついたり、電話をかけてきたりといったストーカー行為を行うかもしれません。
また、公開している個人情報が収集され、迷惑メールや振り込め詐欺などの別の犯罪に利用される可能性もあります。ですから、個人情報を漏れないために、ツイッターに投稿する時には内容を十分注意が必要です。
2、ツイッター詐欺
知らない人、または知り合いからのDMとか、ツイートとかの本文内にWebアドレスが含んだ場合がたくさんあります。安易にそれを信じてしまったら被害を受けるかもしれないので、十分注意しなければならないのです。Webアドレスを踏むことによって、悪質なサイトに飛ばされることもあるし、勝手にアプリが連携されることで、勝手にリツイートされてしまうことがあるんです。
危険性への対策
1、Twitterに投稿する前には、メッセージや写真や動画の中の自分の個人情報また他の人の個人情報を削除してからまた投稿します。
2、写真などの投稿により、友人のプライバシー情報などが公開されてしまう点にも注意してください。どの情報を他人に公開すれば良いかという基準は、人により異なります。友人に関する情報を掲載する場合には、事前に相手の許可を取ることを原則とするべきです。
3、悪意を持って接触してくるユーザーや業者を避ける為に、見ず知らずのアカウントからメッセージが届いた場合、対応しないように心掛けてください。
4、アプリ連携される時に、ツイッターを起動し、「プロフィル」アイコンをタップし、「設定をプライバシ―」ボタンを選択し、「アプリ連携」をタップし、アプリ一覧で怪しげなアプリの右の「許可を取り消す」ボタンを選択すればアプリ連携を解除することができます。
5、悪質な迷惑行為を受けた場合には、投稿日時、投稿者のコンピュータ名、IPアドレス、投稿内容の情報を取り出して保存しておくようにしましょう。取り出したログを調べて、相手が接続しているインターネットサービスプロバイダや企業の管理者に連絡することも対策手段のひとつとなります。
6、ツイッターを利用している間に、自分の個人情報や誹謗中傷の書き込みがされているのを発見した場合、書き込みに関する証拠(サービス名、URL、書き込み番号など)を保存した上で、サイトの管理者などに削除の依頼をしましょう。自分で対応するのが不安な場合は、まずは専門の相談窓口に問い合わせるのが良いでしょう。
Twitterだけでなく、SNSは大変便利なものでありますが、個人情報が漏洩したり暴露されたりする事件は起きてしまったことも時々あります。思わぬ事件に巻き込まれないように、気を付けて使うことに注意する必要があります。