編集者: 石橋 東雅日付: 2017.10.10
更新: 2022.01.21
WeChatはTencentが2011年にリリースされたSNSアプリです。無料メッセージアプリとして、WeChatは1対1・グループチャット機能が搭載していて、テキストメッセージ・音声メッセージを送信する基本機能を持ち、画像やビデオなどのメディアファイルの転送にも対応しています。リリースされた時から6年が経過した今、WeChatは急成長して、Weiboなどと並び、中国国内で絶大な人気を博しています。
ソーシャル機能・モーメンツやパブリックアカウント等の機能を提供していて、ユーザーが「シェイク」、「近くにいる人」、「QRコードのスキャン」、「検索」の方式で新しい友人また新しいパブリックアカウントを追加することができ、好きな内容を友人同士またはモーメンツに共有することができます。
テンセント傘下のPenguin intelligenceが発表した「2017WeChatユーザー&生態研究報告」によりますと、2016年12月までのWeChatは全世界での月間利用者数が約8.89億となっており、またパブリックプラットフォームは1000万になっております。20言語以上に対応でき、ユーザーが200ヶ国以上にカバーしているWechatは今、最初の「中国のWeChat」から「世界のWeChat」へ成長していきます。
WeChatは他のSNSと同じように、便利で簡単に利用できていますが、危険性も高いです。使用する時に注意しなければ、危険になるかもしれません。
WeChatの危険性
1、アカウントが窃盗される
「WeChatのパスワード設定は簡単すぎ」、「WeChatのパスワードは他のアプリと同じ」、「スマホはトロイの木馬に取り付けられ」、「スマホに不正なアプリがインストールされ」等の原因で、WeChatのアカウントが窃盗される可能性があります。窃盗されたアカウントを通じて、犯罪者はあなたに偽装して親友を詐欺することができます。
2、プライバシーを漏洩する
ユーザーは不注意でWeChatのモーメンツに自分の職場、自宅、学校、子供の日常生活等を漏洩することができるかもしれませんから、個人情報が一度外部に流出してしまうと、その情報が悪用され、「迷惑メールやDMが増える」、「Webサービスのアカウントが乗っ取られる」、「クレジットカードが不正に使用される」、「詐欺被害に巻き込まれる」等の損害を受ける可能性が考えられます。
3、ウィーチャットペイの危険性
ウィーチャットペイが便利ということは分かりましたが、危険性もあります。もしスマホが紛失したり盗まれたりした場合、勝手に微信支付で支払われるということはないのでしょうか?またウィーチャットペイは身分証、銀行口座や携帯番号などの個人情報が登録していますが、スマートフォンの搭載されるプラグインと支払いセキュリティはPC端末よりもはるかに低いです。
Wechatの危険性への対処法
1、WeChatのパスワードを大小文字数字等の組み合わせに設定し、他のアプリと同じパスワードに設定しないでください。
2、モーメンツに投稿する前にちゃんと内容を確認して、個人情報の流出を防止してください。
3、個人情報が流出された場合、まず迷惑メールへの対策を立てましょう。また知人や家族にあらかじめ連絡しておくことで、実際の詐欺被害に発展することを防止できます。クレジットカードや銀行の口座のサポートセンターに連絡して使用停止などの措置もとってください。
4、iPhoneならば、5S以上の指紋センサー(Touch ID)が付いている機種、その他のスマホでも同等の指紋認証機能が搭載されているスマホなら、アプリ内の設定をONにすることで、支払い時のセキュリティーを高めることができます。
5、WeChatアプリ内には、支払い時に必要な、基本となる数字6桁の「支払いパスワード」を設定する他に、「パターンパスワード」と「指紋で支払う」をONにすることで、リスクを幾分か低減できます。
SNSの危険性について
WeChatは LINEと同じ感覚で、さらに、LINEよりも多機能で便利なのです。そして、WeChatもLINEも危険性が有りますが、予期せぬ事態に備えて、自分でリスクマネジメントしておくことで、危険性を避けることができます。