子供のAndroidスマホ使用を制限する方法

編集者: 原田 かすみ日付: 2019.04.30

更新: 2022.01.21

今現在、世の中でスマホがありふれています。ほとんどの大人にとって、無くてはならない存在となっています。安全や利便性から子どもにまでスマホを持たせる親も少なくありません。しかし、ここで問題です。子どもにスマホを持たせて好き勝手に弄らせて、安全のために持たせたスマホは本当に安全?スマホの利便性が誰のためになりますか。子ども?それとも犯罪者?制限なしで持たせたスマホがかえって危険をもたらし、不便な存在となってしまうかもしれません。そこで、スマホメーカーがニーズに応えて子どもにスマホを持たせた場合、制限をかける機能を開発しました。AndroidにもiPhoneにも子どもの使用制限機能があります。

もちろん、同じ制限機能でもAndroidとiPhoneでは違いがあります。iPhoneはOS自体に付いているペアレンタル・ロック機能で制限をかけられますが、AndroidはOS自体にそのような機能が付いていないため、サービスやアプリを頼ります。不便なことはありますものの、Androidのバージョンやメーカーや仕様により、機能制限サービスかアプリを自由に選択できます。

早速、本題に入ります。子どもにスマホを持たせる際に、スマホに制限をかける必要性、Androidで「Googleファミリーリンク」を介して制限をかける方法、及びアプリ以外の子どものためのフィルタリング機能を紹介します。

一、スマホに子どもの利用制限をかける必要性について

スマホは便利だけど不便なものです。上手に利用できたら便利な道具ですが、好き勝手に利用してしまうと不便だけではなく、危険までもたらします。特に子どもにとっては大変な問題です。スマホでいろいろなサイトにアクセスできます。有益なサイトもありますし、有害サイトもあります。スマホからいろいろなアプリのダウンロードとインストールができます。勉強に役立つものもありますし、ゲームや賭け事のような夢中になりがちなものもあります。大人でさえ不意にネットワークサーフィンで罠にかかったりします。大人でさえゲームや賭け事に夢中になりやすいですので、好奇心旺盛な子どもは言うまでもないでしょう。それに、スマホ依存症にかかる恐れ、高額な課金…さまざまなスマホトラブルが後を絶ちません。

どのようにしたら安全かつ便利に子どもにスマホを持たせるのでしょうか?親のその悩みにほぼ応えてくれるのは子ども向けのスマホ使用制限です。スマホ使用制限機能ではアプリのインストール、アプリの利用、ウェブサイトの閲覧、課金、及び端末の設定変更ができますので、ほとんどのスマホトラブルを防ぐことができます。

二、子供のAndroidスマホ使用に制限をかける方法

AndroidはiPhoneのようにOS自体にペアレンタル・ロックが付いていないため、保護者向けのスマホ使用制限サービスかアプリの力を借りる必要があります。その中に、Googleファミリーリンクは一番よく利用される子供のスマホ使用を制限するアプリです。

Googleファミリーリンクの機能:

1.GoogleChromeで表示可能なサイトの制限

2.利用可能なアプリと時間帯の設定

3.昨日、今日、7日間、30日間単位の、スマホで利用した項目についての保護者側への報告

4.GooglePlayでのアプリのインストールの制限

5.GooglePlayでの課金の制限

6.GooglePlayで保護者にアプリインストールのリクエスト提出

7.スマホの位置情報の取得

8.スマホで起動可能なアプリの制限

9.アプリとインストールの年齢制限を6段階設定可能

Googleファミリーリンクでできることは実に多いです。

Googleファミリーリンクを利用する時の注意点

まず、このアプリは13歳未満の子供に向けて開発されたアプリですので、Googleアカウントの作成には不便があります。何かといいますと、13歳未満の利用者にはGoogleアカウントが作成できかねます。親のGoogleアカウントに連携されて制限がかかった子アカウントを利用していただく必要があります。

次に、Googleファミリーリンクそのものは無料ですが、13歳未満の利用者のための「親のGoogleアカウントに連携されて制限がかかった子アカウント」自体に1円を支払いする必要があります。

また、制限を解除する際に、正しい手順に従って操作しないと、一歩でも間違えたら永遠にロックがかかってしまい、解除不能となってしまいます。

それに、YouTubeは視聴不可となっています。

Googleファミリーリンクは便利ですが、利用する際には、注意点をきちんと把握した上で利用しましょう。

三、子供を守るためのYouTubeとTwitterのフィルタリング機能について

子供を守るために、YouTubeもTwitterもいろいろと工夫をしています。

1.YouTube

YouTubeには制限付きモードという閲覧モードがあります。アプリ版にもブラウザ版にも利用できます。YouTubeの設定画面から簡単に設定可能です。しかし、その設定は親にしか設定できないものではないし、パスワードがかかっているのでパスワードがわからない限り設定変更ができないわけではないため、子供側が設定方法を把握してしまえば、設定を簡単に変更できます。そのため、制限付きモードでYouTubeを制限したい場合は、その設定方法を子供に教えないようにしましょう。

2.Twitter

Twitterには13歳未満の子供が利用するには保護者の同意が必要と言う年齢制限があります。それに頼ってTwitterの利用禁止をすることが可能です。

また、外部アプリのあんしんモードファミリーブラウザーをインストールしてTwitterの利用に制限をかけるのも可能です。

スマホは便利なようだけど不便さもあります。まだまだ幼い子供にスマホを持たせることは安全で危険な行為です。危険から子どもを守るため、子どもに正しい道を歩ませるため、スマホの正しい使い道をあらかじめ子どもに伝えておきましょう。スマホの子供利用制限機能はあくまでも補助手段なので、完全にその機能に頼るのも良くないでしょう。

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